こんにちは、水沢店の佐々木です。
間もなく立冬、日中は小春日和で暖かな日もございますが、
朝晩はぐっと冷え込む日が多くなってまいりました。
今では冬の暖房は電気・ガス・灯油などを使用したものが殆どですが、
以前は薪(まき)が主流で、囲炉裏やかまど、風呂焚きにと薪は大活躍でした。
胆沢地方では古くからその薪を綺麗に積み上げ、乾燥させて使用いたしました。
薪を積み上げ、屋根をかけたものが胆沢地方独特の木妻(きづま)と呼ばれるものです。
胆沢地方は扇状地で平坦部が広がっているため、冬場の風雪を凌ぐためにも、
屋敷の北側や西側に木妻を並べて、雪から建物を守る様にしたものでしょう。
今でも奥州市胆沢南都田地区には数多く残されております。